第3期 成績・結果

2014年9月15日第3期やすべえリーグ最終節、準決勝が2卓で行われているその脇で唯一勝負からは蚊帳の外となった卓に前期決勝卓に残った4人の内3人がいる(やはりマグレは2度続かない)。

マグレで
前期優勝
マグレで
前期決勝
マグレで
2期連続決勝
マグレにすら
見捨てられてますぅ

この見るからにさえない4人の醜い争いの内、ラスになった者は観戦記の罰ゲーム(絶対いやだ、面倒臭い)。ガマンの麻雀で耐え、なんとかラス目を脱出し迎えたオーラスその3、現在親で3着。 このまま行けば絶対イヤな観戦記の罰ゲームをなんとか回避できる!しかしまだラスとはノーテン罰符で入れ替わる差・・・。というところで配牌を開けるとラスを突き放せるダブリーの手が!!

運が悪かったな、H越。お前が観戦記を書くんダブルリーーーッチ!

ツモれば3900オール。フッ、決まったな。と思っていると3段目に入って(まだアガれてないんかい!)から 悪運強いH越がなんと追っかけリーチ!そしていわゆるひとつのナイトメア、夏の終わりの悪夢かH越がリー!即!牛丼!2000/3900!と一発ツモ・・・。 (実際はリーチ・ツモ・タンヤオ・ドラ1でした)

前置きが長くなりましたが観戦記担当はチョコ大好きHIP1・加藤です。

ショボく生暖かいヒップ1卓とは異なり、熱い闘いとなった準決勝を勝ち残り決勝卓へ進んだのはこの4名。起家から、
松淳 91.3
地野 93.8
小田 28.7
田村 71.7
の並び。小田はかなり厳しい状況、田村は多少条件付き、松淳と地野は着順勝負。


カメラを向けるとすぐ映りたがるヤツがおるから写真の上部を切ってやったわい

さて静かに始まった決勝戦の東1局、ドラは四万。起家の松淳にいきなりチャンス手が入る。

好配牌からドラ表示牌を2枚引き入れて4巡目に早くもイーシャンテン。 ドラを引き入れれば6000オールまで見える。しかし、ここからまさかの15回連続の無駄ヅモでテンパイせず流局。全員ノーテン。この半荘、一筋縄ではいきそうもないか。

東2、3局はノーテン罰付のやりとりのみ。続く東4局ドラ9万。田村の親番で動きが・・・。皆が狙う供託4本。6巡目に松淳がイーシャンテン、8巡目に待望の嵌8万を引き入れる。

10巡目田村が8筒ポンが入ったところでツモ切りリーチ。14巡目小田の5ソーをチーして田村が追いつく。

そして16巡目、松淳が4万を掴み放銃。 値段は1500だが供託5本が大きい。田村が頭一つ抜け出す格好になった。

続く(その2)も松淳のリーチをかい潜り1000オール。(3)も500オールと細かい上がりだが少しずつ差を広げ微差ながらトータルトップに立つ。

次局は地野がピンフのみで上がり、ようやく田村の親番が終了し南場へ。点棒状況をおさらいする。東場を終わり、
松淳20500
地野29000
小田28000
田村42500

南1局ドラ2筒。この親番でなんとかしなければ優勝が遠のく松淳。7巡目ドラは無いが好形のイーシャンテン。 だが、やはりここで止まってしまう。終盤に形式テンパイを取るも苦しい状況は変わらない。次局(2)ドラ5万。 7巡目に地野が6.9万でテンパイするも松淳も9巡目に追いつき地野の捨てた3万をロン。2900の上がり、しぶとい松淳。 (3)まだまだ連チャンしたいところだが10巡目の地野が捨てた8万を田村があっさりとロン、2000点。松淳は苦しくなったか。 南2局、現在ラス目の地野だが1000オールをツモ。続く(2)もまたまた1000オールをツモり2着に浮上。南2(3)ドラ4筒。 ここで戦局が大きく動く。点棒状況は、
松淳22900
地野29600
小田26500
田村41000
親の地野にチャンス手が入る。8巡目にこの手牌。ドラは2筒。

ここからドラを引き入れ即リーチ!!待ちは嵌7万。 だがツモれない地野。流局かと思われたその時、田村がまさかの放銃!?リーチ後に5万が4枚切れたのが原因かと思われるが余りにも痛い放銃。地野、優勝に大きく前進したか。

南2局(4)松淳、田村がリーチをかけるも無念の流局。南3局。またも松淳、田村がリーチをかけるが不発。南3(2)供託の4000点の行方が気になるも全員ノーテン。残すはオーラスのみとなる。 南4局ドラ3筒、供託4本。状況は松淳23400地野37100小田26000田村29500。条件は松淳が満貫ツモ、地野はこのまま終われば良し、小田地蔵は目無し、田村は連チャン。

終盤に田村がリーチも流局。南4(2)ドラ北、供託5本。全員の条件変わらず。配牌はそれほどでもなかった田村が次々と有効牌を引き入れテンパイ、即リーチ。 地野の捨てた1筒をロンし2900、供託も田村の手へ。南4(3)ドラ南。状況は松淳22400地野33200小田25000田村39400。長い長い半荘も、ついに終局に近づく。 上がれば勝ちの地野にまずまず軽い手が入る。 松淳は厳しい手格好。そして田村は・・・何とドラの南が暗刻!!

ここ一番で決定打のチャンス。中盤から終盤に差し掛かるとき地野に待望のテンパイが入る。

もはや地野の優勝が決まったかと思えたがなんと田村も地野の待ち牌9筒を暗刻にして追いつく。しぶとい。いずれにせよこの局で勝負がつきそうだ。残り僅かの17巡目、待ちでは圧倒的に優位と思われた地野が4ソーをつかむ。 ツモ切った瞬間に田村から「ロン、12000」の声。会場のどよめきがこの長い闘牌の勝者に輝いたのは誰なのか告げるようだ。そして2時間半を超える戦いもついに最後のときを迎える。

南4(4)ドラ西。もはや潰えたかと思えた逆転優勝。しかし地野が14巡目に気力で勝利の女神を引き戻す渾身のテンパイを入れた!リーチ!

ツモれば逆転勝ち!ツモを信じて力を入れて牌を引き寄せるが、すでにこの時ドラはすべて他家の手の中に・・・。そして無念の流局。第3期のやすべえリーグ、思えば第1期もトップ快走からまさかの敗退となった最終節同様、 今回も最終節の1回戦、準決勝とポイントを大きく削り、決勝戦で優位に立ちながら親マン放銃でつかみかけていた勝利を手放したかと思わせてからの逆転劇。劇的勝利の栄冠を自作自演で勝ち取ったのは次期八翔位の田村洸でした。


よっ!次期八翔位!!

やすべえリーグ第3期最終結果
順位氏名第1節第2節第3節合計
1田村  洸24.7109.9▲30.5104.1
2地野 彰信▲1.760.923.883.0
3松淳 淳子48.866.2▲44.370.7
4小田 宏一15.722.0▲11.026.7
5山本 勝司▲0.5▲19.246.326.6
6大原 泰孝▲1.9▲29.253.622.5
7松井 一義▲33.235.2▲12.7▲10.7
8西坂 昭利▲19.5▲21.4▲11.0▲51.9
9星越 英明1.6▲68.918.7▲48.6
10砂辺 正秀▲22.9▲26.917.8▲32.0
11橋上 博紀▲17.2▲40.1▲12.3▲69.6
12加藤 哲郎6.1▲91.5▲39.4▲124.8
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