ある日のやすべえリーガーたち 2014年8月3日(日)

さて本日は日本プロ麻雀協会が天満橋会館で行なう大会「第4回NPMウェスタンカップ」の開催日。昨年やすべえリーガーでもある田村選手が劇的な優勝を果たした大会です。

第1回は橋上選手は準決勝、加藤選手は決勝に進出するなどやすべえリーガーには相性の良い大会で、 今回も大原、西坂、橋上と3選手が予選を勝ち上がり、前年チャンプの田村選手とまたまた卑怯にも主催者シードにより本戦から参加するのが加藤、松井の2選手と、 合わせて6人もの選手が出場となりました。果たしてこの中から優勝者が出るのか!?

2回戦を終わったところで加藤選手と西坂選手は2着・ラス、田村選手は2着3着と3回戦はいずれもトップ条件で、松井選手は2回とも2着、橋上選手は3着・トップでどちらも3着以上なら4回戦への進出が見える中、 やすべえリーガーの中では一番乗りで会場入りした大原代表はラス・3着で2回戦終了時のボーダーから考えると3回戦は6万点トップ条件と沈没寸前。もはや3回戦が終わったらどこで昼飯食べながらビールを飲もうかと算段している状況で突入した3回戦は加藤選手と田村選手は3着、 西坂選手は2着ながらトータルマイナス二桁では4回戦進出はならずここで敗退。橋上選手は3着ながらも2回戦のトップが効いて3回戦突破、松井選手はらしくないオール2着でこれまた4回戦進出、そして大原代表は一足お先にビールを飲みに行きおった・・・ と、思いきやなんと6万点オーバー!!のトップを取って4回戦進出!!!隣の卓で大原代表の点数申告の声がよく聞こえるなと思ったら大爆発しておりました。

4回戦は松井選手が2卓、橋上選手が3卓、大原代表が4卓とうまくバラけた卓組みとなりましたが3卓は桐山・小田という協会員の激突卓(ちなみにも一人の同卓者の新子は元協会員なので数年前にはリーグ戦であったかも卓だった)で、 どうやら協会のイベントでは協会選手が各卓に振り分けて一般参加者が均等に選手と対戦するような卓組みはしない事になっていたようでした。


大原代表の麻雀を観戦しながら熟睡?する西坂選手。

松井選手は3着に終わってしまいここで敗退。橋上選手は倍満ツモ、ハネ満ツモでトップに立つものの卓内3着だが4回戦開始前のボーダーを大きく上回り通過圏内に。 そして残るは大原代表だが5本積んだ時間切れオーラスを親番で迎え、この局をマンガン、いや、ハネ満をアガらなければ通過の見込みがないという局面でドラの白をアンコの配牌!しかしながら残る形が悪い・・・ と思ったのもつかの間、カン7チー、対面の切った白を大明槓するとカンドラに8が乗った!次巡その対面がリーチにくるも当然全ツモード!途中ターツ選択で少考するものの、その後ようやく入った待望のテンパイがこの形
三三三四四22 白ミンカン 768チー
対面が勝つのか!?大原代表が意地を見せるのか!?果たしてこのめくり合い合戦を制したのは残り巡目もわずかになったところで四を力強くツモった大原代表。6000は6500オールの和了り。 後ろで観戦していて無邪気に喜ぶ松淳選手と橋上選手。しかし橋上選手はこのハネマンツモによって自分が準決勝の8人から蹴落とされたことをまだ知らないのであった・・・。


ハネマンの和了りがなければ大原代表と橋上選手の順位は逆になっていた・・・

何はともあれ、やすべえリーガーから唯一の生き残りとなった大原代表に期待が集まりますが、トップとは100ポイント以上離れ、卓内2着もトップ条件と厳しい状態。3回戦・4回戦の爆発力はまだ残っているのか?


準決勝開始前、条件を確認する大原代表

いよいよ準決勝が開始されるも序盤は苦しい展開。先行リーチにオリに回る展開が続く中、東2局2本場の終盤にタンピン三色のテンパイ!これをアガれば追撃体勢が整う!と鼻息荒くするもあっさりかわされがっかりやすべえ。 しかしながら東3局、親がドラ単騎の先行リーチを打つも大原代表もピンフドラドラの追っかけリーチ!見事にアガり切り反撃ののろしをあげるも、この日は運がなかったか終盤に見せ場を作るもラス牌をつかんで放銃するなどして結局2着でフィニッシュ。 それでもトータル7位は輝かしい戦績の1ページを彩る活躍。お疲れ様でした。ちなみに優勝は大原代表が準決勝で対戦し、じっとガマンの麻雀で耐えていた小西さんでした。おめでとうございます!ちなみに現在やすべえリーグ首位の田村選手が書いた観戦記と今回の全成績はコチラ


準決勝敗退とは言え、やはり入賞はうれしいもの。賞金をゲットして思わず笑みがこぼれる大原代表。

※文中の内容は若干デフォルメしてありますのであしからず。

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