第5期 成績・結果

思えば4ヶ月前、後の世に”谷町2丁目の奇跡”と呼ばれるHIP1確実な状況からミラクルな倍満ツモで切り抜けたこの私が再び奇跡を演出するためにこの場に、この卓に、HIP1卓よ私は戻ってきた!

さて、奇跡の演出の脇をかためるのは起家から丸い物体・・・いや、μツアーの小田選手。競技麻雀界でも1、2を争う体重の持ち主だ。上家には謎の女ひらパー。ラーメンマンのマスクをかぶって卓につくふざけたやつだ。そして下家には決勝卓とHIP卓を繰り返す男、μツアーの橋上選手。いつも選手をHP上でいじりまくるにっくき選手だ。


情けないツラ構えの面々

軽く小田選手が加点して向かえた次局、さて、慎重に手を進めてチャンス手でないときは振り込まないようにと・・・。ん?なんだ2ソウ?いりませぬパシー

橋上「ロン」

小田「多分高いで!8000!8000!」

橋上「12000」

た・・、対々三暗刻ドラ3・・・!ぐぬぬ・・まだだ、まだ終わらんよ!

と、思いながらツモる手に力を入れるも良い手軽い手が入らなければアガれないのが麻雀。あっという間にオーラス。

もはやこれまでか・・・、いやいや、まだまだ何かドラマがあるはずだ!俺は奇跡を起こす男だ!・・・ん?なんか怪しい河になってるぞ?(^ω^)おっ?橋上選手は国士か?小田選手かひらパー選手が振って”続・谷町2丁目の奇跡”か?
もうテンパイ?振り込む?(^ω^三^ω^)おっおおっおっ?wktkwktk・・・期待するも誰も振らない。ああ、もう王牌が近い!小田打てーっ!ダメか!海底でひらパー振り込めー!!!
1切れー!9切れー!!字切れー!!!
ああ、スナベ・・・。時が見える・・・

ということで他人の国士で逆転を期待し、わくわくするもギャラリーの異様な気配に気づいたのか小田選手もひらパー選手もロン牌をつかんでも振り込まず、遂に第5期HIP1となりましたイクラ巻こと井倉でございます。


お、俺が、この俺がHIP1・・・

ちなみに、今回観戦記を書くのは、HIP1のルールが変更(最初から決まってた)になり、割りを喰ったせいなんですYO(2回連続HIP卓なのでもともとHIP1候補ナンバー1?)。いやね、HIP1決定戦でポイントリセットするなら決勝もポイントリセットすべきだと思うんですYO(μカップに倣ってやっているのであり得ない)。リセットじゃなければ回避できてたのに!(遠吠え)
(ちなみに第3期もHIP1はポイントリセットで行なわれ、ラスになったK藤選手も潔く観戦記を書きました)

さてさて、参加人数が22人に増えた第5期やすべえリーグ。準決勝を終わって決勝進出者が全員本日出席者だったのでこのまま決勝戦を行なうことに。決勝進出者は以下の4人。

板川 +169.0
大原 +129.8
田村 +87.5
多々羅 +87.4


大原代表うれしそう。多々良選手は冷静。田村選手は決勝なんて飽き飽き。板川選手はなんか貫禄。

実質板川選手と大原代表の一騎打ちなるであろう点差。今期ダメなら選手引退!と言ったとか言ってないとかの大原代表が優勝したら涙の表彰式になるかも。

さて、起家が多々羅選手で始まった決勝戦、東1局は静かな立ち上がり。 14巡目に田村選手が聴牌、 15巡には板川選手が自摸り三暗刻で聴牌するもそのまま流局。

東2局、親は大原代表。 ピリピリした空気の中、巡目は進んでいくが、事件はその時起こった。 対局中、急に割って入るソースの匂い。 空腹の筆者はもちろん、対局中の4人の空腹中枢も多大に刺激したであろうその卓外攻撃。 さすがはやすべえリーグ、簡単には優勝者を決定させてくれないようだ。 匂いの元を辿ると、奥の暗闇でカップ焼きそばを喰らっている男がひとり。 誰だ!?と思い目を凝らしてよく見ると、ギリギリHIP1決定戦を免れやがった松井前チャンプが優勝できなかった腹いせか単なる空腹で分別がつかなかったのかズルズルいわせて食ってるではないか!密室での焼きそば攻撃は松井選手の得意技と聞いたことがあるが、まさかここで使ってくるとは!さすがタフファイター!さすが関西競技麻雀界の重チン!さすがタイトル戦での勝負強さには定評がある!(近代麻雀付録「麻雀プロ全選手名鑑2015」より) 筆者はUFOかと思ったが実は一平ちゃんの香りに包まれた決勝卓、その香りを断ち切るかのように、田村がドラ3内包の先制リーチ。 しかし板川が田村のリーチをかわし、2000-3900の自摸。一気にTOPに躍り出る。


小田選手は寝ながら見てる?西坂選手、卓ではなくカメラを見てます。松井選手は満腹。

東3局、親は板川。 田村が早々に白をポン。 それを受け板川がW東をポン。 しかし軍配は田村に上がる。 大原代表からでた をロン。白中混一の8000を奪い取る。

東4局、親は田村。 大原代表が自風の西をポン。速攻か? しかし、自摸が悪く、なかなかテンパらない。 そんな中、またまた焼きそばの香りが卓を包み込む。 まさかの松井選手が一平ちゃんのおかわり? 急いで確認に向かうと、今度は決勝卓を逃がした小松選手がカップ焼きそばをズビッズビッと音を立てながら食べている。 まさかまさかのカップ焼きそば波状攻撃。 この波状攻撃を喰らって田村選手が怒りの 単騎リーチ!(タンヤオ)。 やっとテンパった大原代表も負けじと俺も腹へってんじゃー!と言わんばかりに無筋をバシバシ通してくる。 その強気のオーラに気圧されたのか、一平ちゃんわさび味を食べていた小松選手が急にむせ返る。ゲホ!ゴホ!ズビッ!まだ食うんかい! 結果、大原代表の勢いが勝り、田村から2000を直撃。

決勝も後半戦。

板川  41400 通算169.0
田村  32500    87.5
多々羅 26500   129.8
大原  19600    87.4

南1局、全員の手が重い。 しかしここで親が流されては優勝が厳しくなってしまう多々羅選手としてはなにがなんでも連荘を狙いに行きたい。 そんな中、田村選手が自風の北をポン。 それを受け、板川選手も をポン。 多々羅選手もこの空中戦に加わり、発をポン。 そんな中、大原代表が5巡目にタンピンの 待ちリーチ。 はドラなので、自摸れば2000-4000の加点に。 負けじと多々羅選手は果敢に西をポン。 しかし2副露してまだ一向聴。 板川も をチーし、 のカンチャン聴牌。 しかし、大原代表が安目の を自摸り、1300-2600のツモ和了り。

南2局、親の大原代表はここで稼いでおかなければいけない。 連荘を狙い、断幺仕掛けの間 をチー。 5巡に の片和了りの聴牌。 しかし南家の板川選手も大原代表の親を流すために手を作ってくる。

この手から をツモる。 ここでダブ南を手放し、断幺を目指す。その後、下の手のように変化。

しかし、ここでドラの北を引き、 切り。 最終的に をポンし、 の断幺の聴牌。 しかし大原代表も板川選手も自摸れずそのまま流局。

南2局その2、大原代表が役なしでを聴牌。 新たな焼きそば攻撃がない(今度あるとすれば塩焼きそばか)のを確認してからリーチ。 これを自摸って立直自摸ドラ1の2000オール。

南2局その3、大原代表があっさりと500オールを自摸和了り。 じわりじわりと差を縮めてくる。

南2局その4、エンジンのかかってきた大原代表、特急券の 発をポン。 板川選手から1500を直撃。遂に板川選手との差が2300まで縮まる。

南2局その5、大原代表はまだまだ手を緩めない。 しかし先に聴牌が入ったのは板川選手。 平和ドラ1を闇聴。 大原代表も追いつき、カンチャンでリーチを仕掛ける。 その2人に割って入ってきたのが田村選手。 門混七対のドラの 単騎待ちで追っかけリーチ。 ラス親の残っている田村選手としてはここは和了りきっておきたい所だが、板川選手がツモ和了り、長かった大原代表の親を蹴り飛ばす。 これで板川の優勝がだいぶ近づいてきた。

南3局、南家の田村選手が立直を仕掛ける。

なら三色と平和が付いて2000-4000の和了りに。 ラス親にいい流れを持っていきたい田村選手は高目で和了りきりたいところ。 その願いが通じてか、渾身の高目ツモ! これで決勝は遂にオーラスに。

オーラスの点数は以下の通り。

板川  38300
田村  33500
大原  31000
多々羅 17200

大原は板川選手からトリプル以上の直取りのみ。自摸では役満でも逆転不可。 田村選手はとりあえず連荘。 多々羅選手は残念ながら目無し。

このような条件で始まった最終局、筆者は田村選手の真後ろから観戦。 しかし、田村選手の手牌は思うように進まない。 勝負はそのまま3段目に突入。その田村選手の手牌は以下の通り。

  ポン

誰かが を出してくれればポンテンを取れる形ではある。 また板川選手から が出ればチーテン。 しかし願い通じずそのまま終局。 田村が手牌を伏せた瞬間、第5期やすべぇリーグの優勝者が決定した。

1節から着実にポイントを稼いでいったWW代表、闘牌帝王・板川選手が貫録を見せ優勝。 2位の大原代表も親で連荘し、見せ場を作った。 3位の田村選手も随所でいい和了りを決め、しぶとく優勝戦線に喰らいついていた。 4位の多々羅選手は決勝では見せ場を作れなかったが、アマチュアで4位は立派。 優勝の目がなくなってからもしっかりと打牌をし、決勝の場を引き立ててくれました。 決勝者4人で素晴らしい対局を作ってくれ、見ている皆も焼きそば事件以外は真剣な目で決勝を見守っていました。


西坂選手とは違ってカメラを意識するものはいない

次節は優勝者がHIP1の観戦記を書いて欲しいなと思いつつ、第5期やすべえリーグは板川選手の優勝で幕が閉じました。おめでとう!


どんな勝利でも嬉しいもんです。
やすべえリーグ第5期成績・結果
順位氏名第1節第2節第3節補充第4節決勝合計
1板川 和俊33.730.15.72.497.120.3189.3
2大原 泰孝▲7.228.955053.17.5126.8
3田村  洸36.26.9▲4.651.3▲2.3▲395
4多々羅勝利0▲35.949.825.548▲24.862.6
5小室 勇人075.628.30▲29.2074.7
6小松 弘樹425.38.8014.3070.4
7飯沼 雅由15.60▲22.272.90066.3
8地野 彰信24.70▲2.215.4▲2035.9
9山浩0▲3.248▲330011.8
10北浦 康弘42.2▲27.714.40▲49.60▲20.7
11加藤 哲郎▲18.1▲4717.8030.30▲17
12松淳19.3150▲76.824.10▲18.4
13砂辺 正秀▲48.9▲25.101.2460▲26.8
14星越 英明30.7▲85.345.312.9▲36.70▲33.1
15山本 勝司▲15.5▲28.6▲4030.619.30▲34.2
16西坂 昭利▲28190.2▲6.5▲23.20▲38.5
17西田 一信▲96.413.7045.4▲100▲47.3
18松井 一義▲25.615.108▲55.10▲57.6
19橋上 博紀29.337.1▲125.1▲84.4▲13.11▲156.2
20小田 宏一012.8▲65.27.2▲12.72▲57.9
21平岡 美希▲37.93.8▲44.80▲88.63▲167.5
22井倉 巻治2.9▲12.528.8▲72.1▲13.74▲66.6

太鼓腹雀士がひしめく上位に一人スリムな小室選手が大きな壁と立ちはだかる今期のやすべえリーグ、対局数調整のために組まれた補充対局には計16名の選手が参加しました。

続々と集結選手に混じって見慣れぬ、いや、見慣れてはいるがやすリーにはいるはずのないあの認定プロが!

なんと知らぬ間に来阪した原プロがやすリー参戦!いや〜店が忙しくて来れないとか言ってこんなサプライズを仕込んでおくなんてさすが大原代表!と思ってよく見ると原プロ、えらくお痩せになられたのでは・・・?

それにめっちゃ背が伸びましたね・・・。

っていうかお前原プロではないな!

そう、原プロを装って威圧してポイントを稼ぐ作戦だった!?のか、ニセ原プロの正体は星越選手でした。


そりゃ原プロが緑のTシャツとか着んわな

前節と今節で7回ラスを引いた人もいるようですが、今回の見どころは最終戦にしてようやくアガった松淳選手でも50ポイントをプラスして首位に肉薄した田村選手でもなく対局中なのにカメラを向けられてカメラ目線になった山浩選手!


にこっ

カメラ目線キャラを確立したいとの事ですので、やすべえリーグでも協会の公式戦でもたとえ大事な対局中であってもカメラ目線をしてくれるはず!山浩選手を見かけたら容赦なくカメラを向けてあげましょう。

その後行なわれた久しぶりの深夜酒会はいつも通り大盛り上がり!盛り上がりすぎたのか夜が明けるまで続いた宴ではダウン者続出・・・


板川、多々羅、井倉の3選手、仲良く川の字でご就寝

なんだこの丸い物体は!?と思ったら小田選手でした
(以上、人の寝てる写真のみ撮影したのは松淳。文句あるなら松淳までかかってこんかい)

おそらく大原代表もその辺に転がっていて翌日は二日酔いだったでしょう!次回5月24日は注目の最終節!果たして決勝に進出するのは!?


快進撃を続ける小室選手に続いて浮上してきたのはなんと大原代表!第1期の決勝進出以来麻雀ではまるでええところなしの代表が優勝を狙える位置に立ちました!

じわり追い上げる板川選手に板川選手に負けない太鼓腹ポイントを稼ぐ小松選手の活躍に加え、HIP1争いも見どころとなる補充対局は5月3日(日)午後5時開始です!みんなで大原代表にプレッシャーをかけよう!


第2節に初参戦となった小室選手がなんといきなりの大爆発で奪首!まだまだ半分以上日程を残しているとは言え、このポイントは優勝争いに与える影響はかなり大きいか!?

「協会ではB1リーグなので負ける訳にはいかない」との言葉通り強さを発揮したが、ポイントリーダーとして迎える次節こそベテランリーガー達の意地が見られるのか!? 混沌としてきたHIP1争いも見どころな第3節は4月26日(日)午後5時から!


松井選手の優勝で幕を閉じた第4期の余韻を楽しむ間もなく開幕した第5期、2回戦からはランキング戦終了後に駆けつけた田村、西坂、橋上、山本選手も加わり計4回戦を行ないました。

第1節に首位に立ったのは今期より参加の仙台からのシ者・北浦選手!2位の小松選手とはコンマ2ポイント差ながら初参加でポイントリーダーとなりました!次節から参加する新選手も見どころとなる注目の第2節は3月22日(日)17時よりいつも通り天満橋会館で開催です!


第5期は以下の日程で開催予定です。

  • 第1節  2月15日(日)
  • 第2節  3月22日(日)
  • 第3節  4月26日(日)
  • 補充対局 5月 3日(日)
  • 最終節  5月24日(日)
No.1:松井 一義
元祖万年Bリーガー
No.2:山本 勝司
短期間で(見た目の)イメチェンを繰り返す!
No.3:田村  洸
私設リーグ最強伝説男。
No.4:橋上 博紀
やっぱりヨメが怖い
No.5:板川 和俊
ミスター最強位がやすリー制覇を狙う!
No.6:砂辺 正秀
今年はビビらずに打ちます!
No.7:山浩
コムロを倒す
No.8:西田 一信
ナニワの種馬参上!
No.9:小田 宏一
中麻とツイートが大好き
No.10:星越 英明
牛丼値上げ反対!
No.11:小松 弘樹
京都の大学生です
No.12:西坂 昭利
ベロベロバー
No.13:多々羅勝利
やすリーのため空を翔ける
No.14:大原 泰孝
101に目覚めた代表をもう誰も止められない・・・
No.15:井倉 巻治
イクラ巻です。
No.16:松淳
メークなど濃くない!
No.17:加藤 哲郎
もうアヘアヘ言いません
No.18:地野 彰信
ちょっとだけ復帰!?
No.19:小室 勇人
チャオタイガー、満を持してやすリーに参戦!
No.20:飯沼 雅由
関西最高位戦のドンがやすリー襲来!
No.21:北浦 康弘
やすリーのために引っ越してきました!
No.22:ひらパー
打ち上げ目的で参加PartU

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